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2023.4.30 ファイナルは「暫く」。第10回“千穐楽”。

◆「宮崎国際ジャズデイ2023」。ようやく「この日」を迎える。
千穐楽、つまりファイナル・イベントである。
2011年に「国際ジャズデイ」がユネスコで採択されて以来、
宮崎でもその趣旨に賛同し、2013年に実行委員会がスタートして、
毎年4月30日に「ジャズの日」を祝う様々なプログラムを提供してきた。
大勢の県民・市民、法人、団体等からの賛同を得ながら
「ジャズのチカラを街づくりや子どもたちの未来に繋げていこう」というのが、
当初からの大きなコンセプト。
実現に向け、人と街とジャズとのワクワクする出会いをほうぼうで演出してきました。
当然最終回のテーマは“宮崎の文化・歴史とジャズとの融合”を、
どう楽しむか。併せてコロナ禍の中、
ファイナルをなかなか迎えることができなかったことから、
“暫く”というメッセージを2022年から案内し続けている。

◆歌舞伎の名場面「暫く」をモチーフに、チラシやチケット等を制作。
10年の歩み、ジャズデイ、宮崎、千穐楽、子どもたち、
山下洋輔氏などなど様々な思いをポスターに込め、
「ソニーロリンズ」宮崎公演で数々の制作を手掛けた奥村高明氏が担当する。

◆江戸歌舞伎では毎年、興行始めの“顔見世”には
「しばらく」という掛け声とともに登場する役者がいて、
人々を救うシーンがあるそうだ。現在では「暫」という演目が単独で上演されている。
この「暫く」を「宮崎ジャズデイ2023」への思いに重ねた。

◆本当にお待たせ、“暫く”という、実行委員会の思い。ついに千穐楽が始まる。
「山下洋輔スペシャル・カルテット」「宮崎ジャズ協会」「響座」「大淀小OB」
らが出演する「ジャズデイ」のフィナーレ。
「ジャズデイ」当初に演奏したチビッコたちももちろん大人、
そのエネルギッシュな今のプレイを見せてくれる。
長年にわたって橘太鼓「響座」を牽引してきた岩切邦光氏も加わる、
“民謡おじさん”も登場する。
まさしく宮崎の文化・歴史とジャズとが融合する「世界」が描かれる。
その「世界」に「山下洋輔スペシャル・カルテット」は欠かせない。
「山下洋輔スペシャル・カルテットは、演奏だけでなく、
子どもたちの教育プログラムの上でも大きな足跡を残してくれた。
子どもたちにとっては、かけがえのない
「出会い」と「発見」を手に入れることができたに違いない。
今宵、わたしたちはどんな「出会い」と「発見」を手に入れるのだろう。
きっと「明日からの元気」に繋がるはずだ。

 

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