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PRE-CONCERT Vol.1  西藤ヒロノブ with Fantastic Friends

宮崎ジャズデイ2017・ユネスコ430
PRE-CONCERT Vol.1

西藤ヒロノブ
with Fantastic Friends
Island Jazz Tour 2016

Open16:30〜 Start17:00〜
一般¥3,000 (パーティ代1,000円別途料金)
サポータ会員無料 (パーティ代1,000円別途料金)
※パーティは、ボジョレーヌーボーと軽食を用意します。
会場:日2016.11/20(sun)

 

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西藤ヒロノブ (guitars & ukulele)
宮崎県生まれ。1999年より奨学金を得てボストンバークリー音楽大学へ渡米。
2004年スペインの名門レーベル、フレッシュサウンドレコードより日本人初
のアーティストとしてCDデビュー。2010年、本邦初のアルバム「Reflection」をリリース。
レパートリーにウクレレを加え、アイランド・ジャズという新たなジャンルを開拓。
モントレージャズフェスティバル、NY Ukulele Festival、ブルーノートNYなどに出演。
ニューヨーク、ハワイ、ヨーロッパ、カメルーン、北中南米、アジア諸国、
日本など世界各地で演奏活動を行っている。

 

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Marco Panascia 
マルコ・パナシア (Bass)
イタリア生まれ、ニューヨーク在住。バークリー音楽大学卒業。
ソニー BMGレーベルの若手ピアニスト、Eldarのメンバーとして、
彼の2枚のアルバムに参加する。
2008年、そのアルバムがベストコンテンポラリージャズアルバム
としてグラミー賞にノミネートされる。

 

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天倉正敬 (drums)
広島県出身。AN MUSIC SCHOOLにて樋口昌之、池長一美、
両氏に師事。広島生まれ。幼少の頃からドラムに触れる。
高校卒業後、AN MUSIC SCHOOL入学。樋口昌之、
池長一美、両氏に師事。AN卒業後、渡米。

 

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ハタヤテツ(Piano,Keyboard,Compose)
京都出身、東京を拠点に活動するピアニスト/作編曲家。
「Ego-Wrappin’」のピアニスト/キーボーディスト
現在までに秦基博、元ちとせ、BONNIE PINK、大橋トリオ、
森山直太朗、等多数のアーティストのレコーディング、ツアーに参加。
また作編曲家として映画音楽に携わる。
(日本テレビ系金曜ロードSHOW!「視覚探偵 日暮旅人」映画「真田十勇士」他)

 

一般向けticket好評発売中!!
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私と西藤ヒロノブの出会い その1

 予告編だけアップして、その後は知らん顔というのがワタクシの悪い癖である。前回のエントリーの最後に、次は「私と西藤ヒロノブの出会い」をアップすると書いておきながらあっという間に1週間以上過ぎてしまった。歳月人を待たず、ストーンズの曲にも”Time waits for no one”という名曲があり、そこでリードを弾いているミック・テイラーのギターがサンタナっぽくて面白いのだが、ロックの話を書くわけではないので端折る。

 いいわけになるが、先週は少し体調を壊してしまい、病院で点滴を受けたり検査したり大変だった。したがってエントリーをアップする気力も体力もなく、気ばかり焦る日々だった。今週に入って何とか健康も取り戻したので、シリーズものとして「私と西藤ヒロノブの出会い」あるいは「イントロデューシング・ヒロノブ・西藤」的な話をアップする。だいたい初めて彼の演奏を聴いたのはいつだったか、拙blogで調べてみると、なんと8年前。2008年の4月に日高時計本店のサロン・コンサートが最初だった。もっとも、この時は彼のギターよりもフランシス・マバッペというカメルーン出身のミュージシャンの印象が強烈で、西藤ヒロノブはジャズ・ギタリストとしての印象よりもメロディメイカー、コンポーザーとしての才能のほうが記憶に残っている、

 それではその時の彼の演奏について、以前に書いたエントリーの中から抜粋してここにアップします。

【以下引用:引用元はこちら 

 ところで、この日に見るフランシス・マバッペ”>フランシス・マバッペ・トライブは全く先入観なしというか、情報もしらず、西藤大信(2008年当時は「ヒロノブ」は漢字だった)は若手ジャズ・ギタリストというくらいの認識しかなかった。しかし、そんなことはどうでもいいと思えるような圧巻のライブだった。18時半を回ったところでMCが入り、すぐにミュージシャンが登場した。サックスの背の高い白人、ドラムのちょっと小柄な白人、そしてイケメンの我がポンニチ代表の西藤大信、最後に登場したのがふっくらというよりがっしりと表現したほうがいいベース兼ボーカルで今回のグループのリーダー、フランシスだ。最初にメンバー紹介を西藤さんが当然日本語で行う。ピーター・ガブリエルと競演したというところに僕はちょっと興味を持ったが、まさかジェネシスみたいなプログレ系の音では無いだろうと予想していた。

 1曲目はフランシスがアコギを手に取り、ステージ中央に置いてあった椅子に腰掛け爪弾くところから始まった。彼はアフリカのカメルーン出身でその国の子供たちのことを歌った歌だと西藤さんが説明してくれた。メロディのきれいなバラードで、言葉は全然分からないが胸に染みてくるものがあった。ふと、下地勇を始めて聞いたときのことを連想した。しかし、バラードが終わってからはリズムの嵐だった。とにかくベースがうねるというか、グルーヴするというか、ビンビンなのだ。声は意外に高いがキンキンするような声質ではないので聞きやすい。ベースを弾きながら歌うというのは、ジャック・ブルースというか(我ながら、たとえが古いなぁ)、最近ではスティング(ってスティングも相当古いが)などが有名だが、どっちかというとスティングみたいな声の感じです。あ。説明してもしょうがないので彼のHPでかなり試聴できるので聞いてみてください。

 西藤さんのギターはテクニックに走ることなく、エモーショナルな音色をかなで、ドラムはアフリカの打楽器だろうか名前は分からないが、不思議なビートを叩いている。サックスは何となく無表情というか、癖のないところがこの人の個性なんだろうか。いや素直に耳に入ってくる音だ。そうそう、何曲か演奏を聴いているうちに頭の中に「アイランド」時代のキング・クリムゾンが浮かんできたのだ。ドラムはイアン・ウォーレスでサックスはイアン・マクドナルドではなくメル・コリンズ時代のクリムゾンだ。一体どこに共通項があったのだろうか。今考えてみると不思議な連想だった。

 何曲目だったか、カメルーンのリズムをフィーチャーした曲をやった。聞いてビックリ、沖縄のリズムそっくり、チャンプルーズだ。もっとも一言でアフリカのリズムといっても沢山あるとMCで話があり、変則5拍子のリズムや、何じゃこのリズムはという摩訶不思議なものもあった。共通して言えるのはバンドのリズムの切れのよさ、特にエンディングの思い切りの良さ。突然、終わるのだ。一切の余韻無く。ところで、今日のライブはチケットの要らない、いわゆるフリー・ライブなのでせいぜい1時間ちょっとだろうと思っていたが、何と前半1時間休憩入れて後半1時間というみっちりライブであった。これには感謝感激した。

 休憩時間にトイレに行ったのだが、2階のトイレが多かったので1階に下りた。するとそこに西藤さんがいた。そばで見るとやっぱりイケメンである。つまりオレにとっては不倶戴天の敵である。ルックスが良くて楽器も上手い。天は簡単に二物を与えると心の中で毒づいた。しかし、二物ではなかった。彼の作曲能力に驚くのに時間はそうかからなかった。畜生「Message to you」みたいな素晴らしい曲も作れて、演奏できて、しかもあの外見だよ。世の中どこか間違ってると、もてないオトコのひがみはエンドレスに続くのだった。

 休憩も終わり、後半のステージが始まった。お客さんは立ち見を入れて100人ちょっとだろうか。いい具合に会場も暖まり、後半は1曲目からノリノリであった。そういえばフランシスが何か話すと西藤さんがそれを日本語にするのだが、ステージ途中で「今日は通訳の西藤大信です」という自己紹介は受けた。それとフランシスの「ゲンキデスカ?」という日本語はアントキの猪木の真似だろうか。一体誰が教えたのだろう。客席から「元気でーす」というレスポンスが嬉しいのか「ゲンキデスカ?」を何度か連発した。

 セットリストはどういうものかさっぱり分からなかった。ほとんど全てフランシスのオリジナルだったと思うが、西藤大信のオリジナルの「Message to you」は素晴らしかった。彼のギターも指とピックを交互に使い、曲に陰影をつけていたがフランシスのボーカルが一段と素晴らしかった。楽しいライブは時間が早く過ぎてしまう。ラストナンバーは全員大乗りの演奏で、古びたフレーズだがまさしく客席とステージが一体になった熱い演奏だった。最後のメンバー紹介が終わり、ステージから彼らは去っていった。しかしアンコールの手拍子は鳴り止まない。僕も久しぶりに両手が痛くなるまで叩き続けた。PRIVATEと書かれたドアが少し開いた。フランシスたちの笑顔が見えた。アンコールナンバーはその日のどの演奏よりも熱く素晴らしい演奏だった。曲が終わった瞬間多くの人が立ち上がった。自然発生的スタンディングオベーションだ。実はブログ用に写真を撮ろうとデジカメを用意していたのだが、会場の雰囲気を壊しそうで遠慮していた。しかしアンコール前あたりでどうにも我慢できず隠し撮りした。アンコールが終わったときは、もう知ったこっちゃないと堂々とカメラを向けた。

 ライブのあとに物販スペースが設けられ、CDを買ったらサインが貰えるというのでフランシスのCDと西藤さんのミニアルバムを買った。本当はドラムの人のCDも欲しかったのだが、その日結婚式の祝儀で財布がほとんど空だったのを忘れていた。もっとも最初の2枚を買うにもお金が足りずY尾君に借りたのだ。フランシスがやってきてサインをしてくれた。思わず「’S Wonderful, ‘S Marvelous」と叫んだら、ニッコリ笑って「Marvelous?Thank you」と答えてくれた。また名前を書いてくれるというので僕の名前をローマ字で言ったら、丁寧にサインしてくれた。そのCDはFM TRIBEの1枚目でライブでもやった「INTERNATIONAL MAN」、「NEED SOMEBODY」、「AFRICA」などが入っている。しかし「INTERNATIONAL MAN」のカッコよさったらここ最近聞いたことが無いな。

 西藤さんのCDは、「Message to you」の入っているミニアルバムを購入した。こちらもサインしてもらい、そのときに「『Message to you』はCDでは女性ボーカルが歌ってると言ってましたが、あの曲は絶対男性ボーカルがいいと思います」などと余計なことを言ってしまった。西藤さんは「そうですか、まあでも聞いてみてください」と大人の対応だった。家に帰って自分の発言の愚かしさを知り、土下座コメントを彼のHPに書くことになろうとはそのときは全く思わなかったのだが。

 実はこのエントリー、後日談がありその翌日仕事である外国の人と会った。用が済んでナニゲニどこの国から来たかと聞いたら「トリニダードトバコ」という。「ああ、スティールドラムの国」といったところ、知ってるのか、音楽好きなのかという話になり、好きどころか昨日はフランシスのライブに行ったと話しをしたら、なんと西藤大信もよく知っており、シークレット・ギグも良くやったなどと言い始めた。えーと、名前出しても大丈夫かな、スティールドラムのプレイヤーでカリブ音楽のプロデューサーをしているガイさんというお方だった。いやー、宮崎狭いわ。そうそう西藤さんも宮崎は小林の出身なのでみんな応援してや。

【引用終わり】

 西藤ヒロノブの演奏で「Message to you」を探したが、見つからないのでピアノで演奏している動画を添付します。オリジナルには女性ボーカルが入ってます。

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